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8月26日。前日は義父を連れて、田舎っぺうどん熊谷久保島店へ行ったばかりだった。普通なら「昨日もうどんだったし、今日は別のものにしよう」となりそうだが、妻と俺は逆だった。田舎っぺを食べた直後だからこそ、深谷のやまや製麺所と食べ比べてみたくなった。
「やまやも行ってみる?」「いいね」という流れで、そのまま2日連続のうどんが決定。食べ比べといっても同じ卓上へ2店のうどんを並べたわけではないが、前日の味はかなり鮮明に残っている。違いを確かめるなら、むしろ今しかなかった。
やまやは初めてではなく、半年に1回くらいのペースで行っている。5月にブログへ書いたときは、黒うどんの強いコシと赤辛肉汁のバランスをかなり高く評価した。今回はその感想が、田舎っぺを食べた翌日でも変わらないのかを確かめる形になった。
前日の記事:義父に田舎っぺうどん熊谷久保島店を紹介。5人で3,020円、下の子は太麺を最速完食
前回のやまや記事:深谷うどん やまや製麺所 に行ってきた。黒うどんの強いコシと肉汁スープが最高だった。
🥢 田舎っぺの翌日に、深谷・上柴のやまやへ

向かったのは、深谷市上柴にある「深谷うどん やまや製麺所」。大きな「うどん」の看板と、木を使った店構えが目印になる。何度も来ている店だが、前日の田舎っぺを基準にして食べるのは初めてだった。
田舎っぺとやまやは、どちらも細くてつるつるしたうどんを軽くすすって終わる店ではない。太めで歯応えがあり、しっかり噛むほど小麦の味が出る。方向性が近いからこそ、改めて比べたくなった。
📋 白と黒、つけ汁、ご飯ものまで選択肢が多い


やまやの強みは、まず選択肢の多さだと思う。つけ汁だけでも肉汁、濃厚背脂、肉ダブル、赤辛、カレー、豚ニラ、きのこがある。さらに、もりうどん、ぶっかけ、かけ、釜玉、明太クリーム、ご飯もの、おいなりさんまで並んでいる。
麺も「もちもちの白」と「強いコシの黒」から選べる。大盛り以上なら白と黒を一緒に盛ってもらえるので、一度の注文で食べ比べられるのも面白い。
今回の注文は次のとおり。
- 俺:赤辛肉汁うどん・黒うどん2枚(700g) 1,133円
- 妻:赤辛肉汁うどん・白と黒の合い盛り大盛り(500g) 1,023円
- 上の子、下の子:冷たいお子様うどん 各418円
- 期間限定の長なすの天ぷら 198円
合計は3,190円。俺と妻は同じ赤辛肉汁にして、麺だけ変えた。俺は以前に白うどんも食べているので、今回は黒だけを2枚。妻は白と黒を両方食べられる合い盛りにした。
🍜 黒うどんは「ワシワシ食べる」のがいい

黒うどんは、表面に小麦の粒が見える太めの麺。強いコシがあり、噛むと小麦の味がしっかり出る。つるっと喉へ流すより、噛みながら食べ進めるのが楽しいうどんだ。
二郎系ラーメンが好きな人なら、「ワシワシ食べる感じ」と言えば伝わりやすいと思う。もちろん、ラーメン二郎の麺とはまったく別物だ。ただ、硬めで存在感のある麺を口へ運び、噛みながら次を食べたくなる感覚が似ている。俺はこの食べ方が好きだ。
田舎っぺのうどんにも、同じ「ワシワシ食べる」気持ちよさがある。見た目や麺そのものは同じではないが、どちらも噛むことで小麦の味と食感を楽しむタイプ。麺だけを比べるなら、かなり近い方向を向いていると思う。
一方の白うどんは、以前食べた印象だと、丸亀製麺の麺をもう少し太くして、少し硬くしたような感じだった。もちもちして食べやすいが、俺には黒ほど強い特徴は感じない。だから、やまやで肉汁うどんを食べるなら今後も黒を選ぶと思う。
🌶️ 赤辛肉汁はうまい。ただ、田舎っぺの方が濃厚だった
前回の記事では、やまやの赤辛肉汁について「辛いのに美味しいというバランスが秀逸」と書いた。今回も、やまやの赤辛肉汁がまずくなったわけではない。普通にうまいし、黒うどんとの相性もいい。
それでも前日の田舎っぺと続けて食べると、違いがはっきりした。やまやはつけ汁の量が多く、ネギの風味が前に出てくる。その一方で、田舎っぺより少し薄く、比べると水っぽく感じた。肉や具材の量には、そこまで大きな差はなさそうだった。
妻も同じ感想で、「美味しいけど、少し薄いかも」という話になった。2人とも田舎っぺの方が、肉のだしとうま味を濃く感じた。普段は薄口を好む妻まで同じ意見だったので、これは俺だけが濃い味好きだからという話でもなさそうだ。
前日に俺が頼んだのは塩肉ネギ汁だったが、妻の肉ネギ汁や義父のうま辛なすも含め、田舎っぺのつけ汁は全体的に味が濃い。その中でも俺が一番好きなのは、うま辛肉汁。辛いつけ汁同士で選ぶなら、肉のだしが濃厚な田舎っぺの方が好みだった。
ただし、これは優劣というより好みの範囲だと思う。やまや単体で食べていたら、今回も「赤辛はうまい」で終わっていたはずだ。2日続けて食べたからこそ、やまやはネギとだしを軽めに楽しむ味、田舎っぺは肉のうま味まで強く押してくる味という違いが見えた。
💰 普段食べる量なら田舎っぺ、1kgならやまやが安い
最初の感覚では、同じくらい食べるなら田舎っぺの方が安く、つけ汁も好みなのでコスパがいいと思った。ただ、麺量ごとに計算すると、ずっと田舎っぺが安いわけではなかった。
| 麺量の目安 | 田舎っぺ | やまや(赤辛) | 価格差 |
|---|---|---|---|
| 500〜550g | 大盛550g860円 | 大盛500g1,023円 | 田舎っぺが163円安い |
| 700g | 特大700g1,170円 | 2枚700g1,133円 | やまやが37円安い |
| 1kg | 1kg1,560円 | 3枚1kg1,243円 | やまやが317円安い |
※価格は2026年8月時点の税込。田舎っぺは肉・きのこ・塩・うま辛など「うどん全種類」の価格、やまやは赤辛肉汁うどんへ麺量の追加料金を足した金額。汁の内容や麺量が完全に同条件ではないため、目安として比較している。
価格確認:元祖田舎っぺうどん公式メニュー
500〜550gなら、田舎っぺが163円安い。俺たちが普段食べる量で考えると、やはり田舎っぺの方が利用しやすい。一方、700gではやまやが37円安く、ほぼ同額。1kgになるとやまやが317円安くなる。
つまり、普通量から大盛りくらいまでなら田舎っぺ、大食いするならやまやが強い。俺が今回食べた700gでは価格差がほとんどないので、最終的にはつけ汁の好みで田舎っぺを選ぶという結論になった。1kg以上を食べる人に限れば、コスパの結論は逆になる。
🍆 198円の長なす天は、期間限定で終わらせなくていい

この日は夏の期間限定メニューとして、長なすの天ぷらが出ていた。1本198円。写真を見るだけでも長かったので、うどんとは別に注文した。
子供たちは食べたがらなかったため、俺と妻でシェア。卓上のだし醤油をかけて食べた。衣は厚めで、揚げたてのサクサク感がかなり強い。なす自体も大きく、このサイズで198円なら安いと思う。
肝心の実物写真は撮り忘れたが、今回のサイドメニューではかなり当たりだった。期間限定にせず、定番で置いてほしいくらいだ。
👧 お子様うどんは細めで、子供には食べやすそう
上の子と下の子は、冷たいお子様うどんを注文した。やまやのお子様うどんは、大人が食べる白うどんよりかなり細め。前日の田舎っぺでは、大人と同じ太くて硬めの麺が子守りうどんにも使われていたので、見た目だけならやまやの方が食べやすそうだった。
2人とも難なく食べ、美味しそうにしていた。ただ、田舎っぺの太麺も普通に食べられている。ある程度の年齢になれば、麺の太さはそこまで大きな差ではないのかもしれない。小さい子へ初めて出すならやまやの細麺、噛むことに慣れているならどちらでも大丈夫そうだ。
🥚 家族だけなら田舎っぺ、義父を連れていくならやまや
今回、家族4人だけで次にうどんを食べに行くなら、俺たちは田舎っぺを選ぶと思う。普段食べる500g前後では価格が安く、夫婦ともにつけ汁の濃厚さが好みだったからだ。麺をワシワシ食べる楽しさは、どちらでも味わえる。
一方で、店としての幅広さはやまやが上だと思う。白と黒の麺、何種類ものつけ汁、季節限定メニュー、天ぷら、おいなりさん、田中農場のブランドたまご「宝玉」を使ったたまごかけごはんまである。肉汁うどん一本に絞らず、その日の気分で選べる。
メニューを見ながら、義父が茄子やおいなりさん、田中農場の卵を気にしていたことを思い出した。妻とも「今度はここに連れてきてあげよう」という話になった。田舎っぺではうま辛なすを気に入っていたので、長なす天も合いそうだ。まだ食べたことのない宝玉のたまごかけごはんも、そのとき一緒に味見できる。
2日続けて食べたことで、似たタイプに見える2店の使い分けがはっきりした。肉のだしが濃いつけ汁と、普段量のコスパで選ぶなら田舎っぺ。家族それぞれが違うものを選び、サイドメニューまで楽しむならやまや。単純な勝ち負けではなく、誰と行くかで選ぶ店が変わりそうだ。
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