元4万円超が6,109円。NZXT Relay SpeakersをPCとテレビで使ったレビュー

元4万円超が6,109円。NZXT Relay SpeakersをPCとテレビで使ったレビュー

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AmazonでNZXT Relay Speakersを見たら、6,109円まで安くなっていた。

俺が買った頃も8,000円くらいだったので十分安かったが、そこからさらに下がっている。発売時の希望小売価格は42,570円だった製品なので、もはや値下げ幅がおかしい。

俺は普段、PC用スピーカーとして使っている。今回、実家のテレビにもつないでみたところ、こちらでもまったく問題なく使えた。音質も6,000円台のスピーカーとは思えない。高音はクリアで、低音も無理やり膨らませた下品な感じがしない。

口コミでは、音が小さいと自動スタンバイに入るという話も見かける。ただ、俺のPCと実家のテレビでは一度も起きていない。設定の仕方まで含めれば、テレビ用としてはむしろ相性がいい機能だと思った。

📉 発売時42,570円のスピーカーが6,109円

Relay Speakersは、NZXTが2023年に発売したアンプ内蔵のデスクトップスピーカーだ。発売時の希望小売価格は42,570円。この記事を書いている2026年8月3日に俺がAmazonを確認した時点では6,109円になっていた。

単純計算で発売時から8割以上安い。俺が8,000円くらいで買った時点でも相当な投げ売り価格だったが、現在はさらに2,000円近く安い。

なぜここまで安くなったのか、メーカーから理由が発表されているわけではない。自動スタンバイの評判や、在庫整理などが関係している可能性はあるが、そこは推測になる。

ただ、安くなったから中身まで6,000円相当になったわけではない。もともと4万円台で売る前提で作られた筐体とスピーカーユニットが、そのままこの価格まで落ちている。ここが大きい。

🖥️ PCモニターのイヤホン端子につなぐだけ

俺はPCモニターのイヤホン端子から、3.5mmケーブルでRelay Speakersにつないでいる。USBオーディオや専用ソフトは必要ない。モニターにイヤホン端子があれば、かなり簡単に取り付けられる。

現在は左右のモニターの下にスピーカーを置き、正面の作業位置に向けて使っている。サイズは小さすぎず大きすぎずで、デスクトップ用としては存在感がある。

PCモニターの下に設置したNZXT Relay Speakers

音量の設定には少しコツがある。PCモニター側の音量出力を大きめにしておき、Relay Speakers背面のつまみは小さめにする。そのうえで、普段の音量はPC側から調整している。

スピーカーの音量つまみは背面にあるので、頻繁に触るには面倒だ。ただ、俺は普段ほとんど音量を変えない。最初に位置を決めたあとは、PC側で少し調整できれば十分なので問題になっていない。

🔊 音量を上げると、映画館に近い迫力が出る

音量をそこそこ上げると、かなり迫力がある。映画館そのものとまではいかないが、部屋で映画を見るスピーカーとしては、それに近い雰囲気まで持っていけると思う。

もちろん2chのステレオスピーカーなので、映画館のように後ろや横から音が来るわけではない。専用サブウーファーも付けていないので、床が揺れるような超低音にも限界がある。

それでも、テレビやPCモニターの内蔵スピーカーとは明らかに違う。音に余裕があり、音量を上げても窮屈な鳴り方になりにくい。セリフや高音はクリアに聞こえ、低音もドンドン鳴らして誤魔化す感じではない。

Relay Speakersは、左右合計で平均40W、ピーク80W。76mmのグラスファイバーウーファーと20mmのシルクドームツイーターを左右それぞれに搭載した2ウェイ構成で、筐体にはMDF材が使われている。再生周波数帯域は70Hzから20kHzだ。

オーディオ機器全体の中で何十万円もする製品と比べて「ハイエンド」と言うつもりはない。ただ、PC用アクティブスピーカーとしては、もともと上位価格帯を狙って作られた製品なのは間違いない。6,000円台の現在価格で考えれば、性能は相当高い。

📺 実家のテレビにつないでも普通に使えた

今回は実家のテレビにもつないでみた。テレビのイヤホン端子から接続しただけだが、こちらでも問題なく音が出た。

テレビではリモコンから音量を変えられる。Relay Speakers本体のつまみは、最初に適切な位置へ合わせておけばいい。普段の操作はテレビのリモコンだけで済むので、背面につまみがある弱点もほとんど気にならない。

テレビの電源を入れて音声が出ればスピーカーが起き、テレビを消して音声信号がなくなれば自動スタンバイに入る。毎回スピーカーの背面スイッチを操作しなくてもいい。

自動電源オフはPC用だと評判を落とした原因の一つかもしれないが、テレビ用途ではむしろ高相性だと思う。テレビと完全に電源連動するわけではないものの、実際の使い勝手はかなり近い。

💤 自動スタンバイ問題は設定で回避できている

Relay Speakersについて調べると、音量が小さい場面で勝手にスタンバイへ入り、音の出始めが欠けるという報告が見つかる。これは完全なデマではなく、環境によっては実際に起きるようだ。

ただし、「入力の電流が少ない」というより、スピーカーへ入るアナログ音声信号が小さすぎると、無音だと判断される仕組みと考えた方が分かりやすい。

PCやモニター側の音量を小さくし、スピーカー本体だけを大きくすると、耳に聞こえる音量は足りていても、スピーカーに入ってくる信号そのものは弱い。これだと静かな場面でスタンバイへ入る可能性がある。

俺は逆に、PCモニターやテレビ側の出力を大きめにして、スピーカー背面のつまみを小さめにしている。スピーカーには十分な信号を入れたうえで、最終的な音量を本体側で絞る形だ。NZXT側から案内されている対策も、接続元の音量を上げてスピーカー本体を下げるという内容だった。

この設定で、俺のPCでは自動スタンバイの不具合は一度も出ていない。今回つないだ実家のテレビでも問題なかった。少なくとも俺が試した2つの環境では、設定で完全に解決できている。

ただし、どのPCやテレビでも必ず直るとまでは言えない。入力機器や再生する音声によっては、高めの出力にしても症状が出るという報告もある。この点は購入前に知っておいた方がいい。

⚠️ 接続端子と重低音には注意が必要

Relay Speakersの入力は、3.5mmステレオミニとRCAのアナログ接続だ。Bluetooth、USBオーディオ、HDMI ARC、光デジタルには対応していない。

PCモニターやテレビにイヤホン端子があれば簡単だが、光デジタル出力しかないテレビではそのまま接続できない。別途変換機器が必要になる。購入前に、使う機器のイヤホン端子だけは確認しておいた方がいい。

また、再生周波数帯域の下限は70Hzなので、映画の爆発音を腹に響かせるような重低音まで求めるなら、別売りのサブウーファーが必要になる。

俺は低音が足りないというより、下品に膨らまないところを気に入っている。音楽、YouTube、ゲーム、普通のテレビ番組、部屋で見る映画なら、スピーカー単体でも十分だと思う。

💰 6,109円ならかなりおすすめできる

発売時の42,570円が、そのまま音質の価値だったかは分からない。4万円台なら、接続端子の少なさや自動スタンバイの仕様を厳しく評価されるのも当然だと思う。

しかし、6,109円なら話がまったく変わる。2ウェイ構成、MDF筐体、平均40W・ピーク80Wの出力を持つスピーカーが、一般的な小型PCスピーカーと同じくらいの価格になっている。

特におすすめしやすいのは、PCモニターやテレビにイヤホン端子があり、Bluetoothを必要とせず、内蔵スピーカーよりしっかりした音でゲームや映画を楽しみたい人だ。入力側を高め、スピーカー側を低めにする設定を試せる人なら、自動スタンバイの弱点も回避できる可能性が高い。

俺は8,000円くらいで買って満足している。それが今は6,109円だ。PCで使えて、テレビでも使えて、音量を上げれば映画館に少し近づくような迫力も出る。現在の価格なら、かなりおすすめできるスピーカーだと思う。

価格はいつ変わるか分からない。在庫処分に近い値下げなら、突然なくなる可能性もある。気になっている人は、使うPCモニターやテレビの接続端子だけ確認して判断した方がいい。


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