MFクラウドを年1か月だけ契約。税理士なしで法人決算を6時間で終えた話

MFクラウドを年1か月だけ契約。税理士なしで法人決算を6時間で終えた話

※本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト・Yahoo!ショッピング)を含みます。

8月27日。妻は友人と出かける日だった。

子供二人を連れて実家へ遊びに行こうかと思ったが、母にも用事がある。外は雨で、ほかの行き先を考えるのも面倒になった。今日はもう家に引きこもることに決めた。

昼はレトルトのポケモンドリア。夕飯はサッポロ一番の塩ラーメン。食事まで完全に省エネである。日中はなるべくゲームに頼らず、子供たちには本を読んだり、おもちゃで遊んだりして過ごしてもらった。

その横で、俺はリビングのテーブルにMacのノートパソコンを広げた。毎年8月末にやってくる、法人の決算と申告を今日こそ終わらせる。

🌧️ 雨の日が、そのまま法人決算の日になった

俺の法人は8月31日が申告と納税の締切になる。毎年この時期になると、夏休みの宿題を最後まで残したような気分になる。

普段から必要な資料は残してあるので、完全なゼロから始めるわけではない。それでも年に一度しかやらない作業は腰が重い。手順を思い出しながら進める必要があり、「まだ数日ある」と思っているうちに8月末が近づいてくる。

今年で自分で申告するのは3年目。事前準備さえできていれば、おおむね1日で終わることも分かっている。だから、この日は朝から気合を入れた。

🧾 小さな法人なので、税理士は入れていない

俺の会社は取引がかなり単純で、利益もほとんど上がらない。複雑な税務処理がある会社ではないため、税理士は入れず、自分で会計から申告まで行っている。

今年も国税の法人税や法人事業税は0円で、実際に納めたのは法人住民税の均等割だけだった。県に2万円、市に5万円の合計7万円。会社が赤字に近くてもかかる、小さな法人を維持するための最低限の税金である。

もちろん、「小規模法人なら誰でも税理士はいらない」という話ではない。俺は以前の仕事でも経理や決算に触れてきたし、今の会社は取引がかなり少ない。この条件だから、自分でやる方法が合っている。

会計に使うのがマネーフォワード クラウド会計。法人税の申告書を作るのが全力法人税。この二つを組み合わせている。

💳 会計ソフトより先に、取引経路を増やさない

年に一度の会計処理で済ませるために一番大事なのは、高機能なソフトを探すことではない。会社のお金の動きを、最初から少なくしておくことだと思う。

法人口座はGMOあおぞらネット銀行の一つだけ。法人カードも三井住友カード法人の一枚だけ。法人の現金は持たず、現金出納帳も作らない。会社のお金はすべて銀行口座とカードを通し、クラウド上に履歴が残る形にしている。

現金を使わないことは、かなり重要だ。以前勤めていた会社で経理をしていたときも、現金の差額を出さないように管理しているつもりでも、どうしても不明金は出ていた。年に一度しか帳簿を触らない会社で現金まで扱ったら、あとから思い出せない支払いが出るのは目に見えている。

利用するツールも、できるものは月払いではなく年払いにする。毎月同じ仕訳を増やすより、年に一度まとめて支払った方が確認する件数が減る。消耗品などはAmazonで買えば領収書をクラウドへ連携しやすく、紙を探し回る必要もない。

決算作業を楽にしたいなら、決算の一日だけ頑張るより、普段から仕訳が増えにくい会社にしておく方が効く。

☁️ MFクラウドは年に1回、1か月だけ契約する

使っているのは、マネーフォワード クラウドの「ひとり法人プラン」。ただし、年間契約はしていない。決算をする時期だけ月払いで1か月契約し、申告と必要なデータの出力が終わったら、すぐに解約する。翌年の決算時期になったら、また1か月だけ契約する。

今回支払ったのは税込4,378円。俺の会社では、この方法を3年続けている。

解約して無償利用の状態へ戻っても、登録した仕訳や決算データは残っている。過去の帳簿を確認することはできるが、新しい仕訳の登録や証憑の連携など、翌年の決算作業に必要な機能には制限がかかる。だから、申告書や決算書の出力、全力法人税へ渡すデータの取得まで全部終わったことを確認してから解約している。

少なくとも、俺が使っているGMOあおぞらネット銀行と三井住友カード法人の組み合わせでは、翌年に再契約すると明細を取り込み、3年連続で問題なく決算できている。ただし、あとから取得できる明細の期間は連携先にも左右されるので、どの銀行やカードでも1年間放置して大丈夫、と一般化できる方法ではない。

🔗 107仕訳を確認して登録するのに4時間

GMOあおぞらネット銀行と三井住友カード法人をMFクラウドへ連携しておけば、入出金やカード利用の履歴が取り込まれる。過去に登録した取引から勘定科目も反映されるため、俺がやることは一件ずつ内容を確認し、問題がなければ登録していく作業が中心になる。

Web上で発行された領収書は、そのままアップロードしてクラウドへ連携する。紙のレシートが出たものは、スマホのMFアプリからカメラで撮影する。CSVを開いて加工したり、表計算ソフトで整形したりする作業は一度もしていない。

今回の仕訳は全部で107件だった。取引が少ない会社の割に多く見えるが、銀行の利息と税金、役員報酬の振り込み、社会保険料の納付が毎月ある。これだけでも定期的に件数は増えていく。

MFクラウドは普段の仕事でも触っているので、操作には慣れている。それでも一番時間がかかったのは領収書との連携だった。自動で候補が出ても、最終的には自分で内容を確認しなければならない。107件を処理して、MFクラウド側だけで約4時間かかった。

リビングで作業していたので、子供に呼ばれるたびに都度中断した。それでも、この日は二人とも比較的いい子で、本やおもちゃで過ごしてくれた。雨の日の引きこもりにしては、かなり仕事が進んだと思う。

💰 決算と申告にかかった費用は15,378円

今年使った有料ツールは二つだけだった。MFクラウドの1か月分が4,378円。全力法人税は継続利用の1年度分で11,000円。合計15,378円で、決算書の作成から電子申告まで進められた。

時間は、MFクラウドが約4時間。全力法人税での申告書作成から電子申告、納付までが約2時間。合計すると約6時間だった。

単純な会社とはいえ、何も考えずにボタンを押せば終わるわけではない。それでも、1年分の会計と法人税申告を一日で終えられ、ツール代もこの金額で収まるなら、今の会社には十分合っている。

🧮 全力法人税は簡単だが、年1回なので手順を忘れる

MFクラウドで決算の数字をまとめたあと、そのデータを全力法人税へ取り込み、法人税や地方税の申告書を作っていく。全力法人税そのものはクラウドサービスなので、ここまではMacのブラウザで作業できる。

画面の案内どおりに進めれば、入力する項目はそれほど多くない。何も間違えなければ、今の会社なら30分もかからず終わりそうな作業だと思う。ところが、年に一度しか触らないため、細かい手順をきれいに忘れている。

今回は、ボタンを押して再計算しないと金額が反映されない箇所を見落としていた。すでに納付しているはずの法人税が未納として残っていたり、年間の役員報酬を書く欄へ月額を入力していたりもした。

さらに、全力法人税で法人税額を確定させる前に、MFクラウドへ法人税の仕訳を入れてしまった。本来は、法人税確定前の決算データを全力法人税へ取り込み、税額を計算してから、その確定額をMFクラウドへ仕訳する流れになる。順番を間違えたため、MFクラウドのデータを直し、全力法人税へもう一度取り込み直すことになった。

ソフトが難しいというより、俺が年1回の手順を忘れていたのが原因である。スムーズなら30分未満で終わりそうなところを、結局2時間使った。来年の俺も同じことをやりそうなので、この失敗は記事に残しておく。

🤖 20ページ以上の申告書をChatGPTに確認してもらった

全力法人税から申告書一式をPDFで出力すると、20ページ以上になった。自分でも見直したが、年に一度しか触らない書類を一人で確認していると、そもそも何が不自然なのかに気づきにくい。

そこでPDFをChatGPTのSol Proへ渡し、「全ページを確認して、変なところや改善した方がいいところがあれば指摘してほしい」と頼んだ。すると、納付済みの税金が未納扱いになっている点や、年間報酬の欄へ月額を入れている点などを、すぐに拾ってきた。

AIの確認だけで申告の正しさが保証されるわけではない。それでも、自分では見落としていた箇所を具体的に示してもらい、全力法人税とMFクラウドへ戻って内容を確認しながら修正できた。税理士を入れずに申告する俺にとっては、かなり大きな最後のチェックになった。

月100ドルのChatGPT Proを契約したばかりだったが、この確認だけでも100ドル払った価値はあったと思う。実際に使った感覚は、Claude側で使っていたFable 5に限りなく近い。文章作成だけでなく、PDFの確認や画像生成も同じ環境ででき、俺の使い方には今のところChatGPTの方が合っている。来月も100ドルを払って継続する予定だ。

🪟 最後の20分だけWindows機を使った

16時ごろ、Macで行う作業がすべて終わった。子供たちに「ちょっとだけ仕事してくるね」と伝え、Windows機のある仕事部屋へ移動した。

ここまで日中はなるべくゲームに頼らずに過ごしてもらったが、最後の20分だけは「ぽこあポケモン」を許可した。電子申告と納税の途中で呼ばれると困るので、とうとうゲームの力を借りた。

Windows専用の「全力電子申告」を全力法人税から起動し、マイナンバーカードを使って電子署名する。全力電子申告では、法人税、都道府県民税・事業税、市町村民税の申告データをまとめて送信できるため、e-TaxソフトやPCdeskへ申告書を一つずつ組み込む必要はなかった。

送信後はeLTAXで申告内容と納付額を確認し、登録済みのGMOあおぞらネット銀行からダイレクト納付した。銀行の画面を行き来することもなく、eLTAX上の操作だけで7万円の納付まで終わった。

仕事部屋へこもっていたのは20分ほど。これで今年の申告と納税はすべて完了した。

🚧 年1回契約ができる会社と、無理な会社

この方法が成り立つのは、取引が少なく、現金を使わず、銀行口座と法人カードも絞っているからだ。仕入れがほとんど発生せず、売上や経費の種類も単純なWeb制作のような業態なら、年に一度まとめて処理することは十分可能だと思う。

反対に、物販のように仕入れが都度発生し、在庫や支払いの確認が増える業態では、1年分をため込むのは無理がある。何も考えずに会社を動かしていたら、仕訳数はすぐに増える。

ひとり法人プランで登録できる件数に余裕があったとしても、ソフトへ入れられる件数と、人間が一日で中身を確認できる件数は別の話だ。俺の体感では、年1回まとめて確認するなら300件あたりが限界だと思う。

そして、現金を使う会社には勧めにくい。翌年になってから「この現金は何に使ったのか」を思い出す作業が始まった時点で、年1回運用の良さはほぼ消える。

🎮 夏休みの宿題が終わり、なぜかリズム天国が絶好調

申告と納税を終えてリビングへ戻ると、夏休みの宿題を全部終えたような清々しさがあった。ずっと頭の片隅に残っていた8月31日の締切が消え、肩の荷が下りた。

しかも、長時間数字を見続けた直後なのに、頭は妙に冴えていた。そのままSwitch 2で子供たちと『リズム天国 ミラクルスターズ』を始めたところ、どの曲をやってもパーフェクトチャレンジに成功しまくった。完全にゴールデンタイムへ入っていた。

法人決算を終えた達成感が、なぜリズム感にまで影響したのかは分からない。少なくとも、その日の俺は何をやってもうまくいく気がしていた。

ただし、反動は翌日に来た。朝から疲れが残り、何もやる気がしない。決算後のゴールデンタイムは、どうやら一晩限定だったらしい。


このブログの商品リンクから飛んで、そのままAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングで別の商品(日用品や消耗品など)を買ってもらっても、ブログへの応援になります😊リンク先の商品を買わなくてもOKです。もし使う機会があればぜひ活用してください✌️