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1年くらい前のことだ。俺の母が友人と北海道旅行に行った話をしていたとき、義父がぽつりと言った。「いいなぁ、おれも一生のうちに北海道に行ってみたい」。この一言がずっと頭に残っていた。
海外でもないし大袈裟だとは思う。でも、元気なうちに行かせてあげたい。母は北海道には何度も行っているからいいとのことで、今回は俺・妻・上の子・下の子・義父の5人で行くことになった。この記事はその計画編。飛行機の運賃で衝撃を受けた話がメインだ。
🐱 旅程を決めたのは猫だった
「そういえば、そろそろ予約とるか」と俺が言って、妻が義父に電話。最初に押さえたのは飛行機でもホテルでもなく、義父の飼い猫2匹のペットホテルだった。留守番させるわけにはいかないから、まずここが決まらないと話が始まらない。
行きつけのペットホテルは1泊8,000円くらいらしい(義父談)。空きが取れたのが7/27〜7/30。というわけで旅行期間はこの4日間に決定した。旅程を決めたのは猫である。
しかも帰りの7/30は木曜日。週末は七夕祭りの関係で沿線沿いのペットホテルが休業になるらしく、その日に引き取れないと次のお迎えはなんと8/3。猫たちの夏休みが勝手に延長されて追加数万円コースだ。笑い話にならないので、帰りは午前の便で帰って夕方にお迎えに行く。これが確定事項になった。
✈️ 同じ日・同じ路線で運賃3倍差
飛行機はスカイマークの茨城⇔新千歳。空席照会の画面を見て、正直値段が違いすぎてびっくりした。

行きの7/27。朝8:50発は割引運賃の「いま得」「たす得」がすでに満席で、残っているのは普通運賃40,270円のみ。一方、夕方18:40発はいま得12,770円。同じ日の同じ路線で約3倍の差だ。

帰りの7/30は逆の現象が起きる。朝8:55発がいま得10,770円なのに対し、夕方17:45発は27,970円。
からくりはシンプルで、みんな「朝イチで北海道に入って、最終便ギリギリまで遊んで帰りたい」わけだ。だからその枠に需要が集中して、変動運賃が高騰する。逆張りで「行きは夕方・帰りは午前」にすれば、激安の席が残っている。
1人3万円近い差×5人なら15万円。それなら前泊も後泊もホテルに泊まった方が安いだろ、という結論になった。行きは夕方便で札幌に前泊、帰りは午前便で猫のお迎えにも間に合う。差額でホテル代どころかお釣りがくる。
実際に支払ったのは行き5人で53,370円、帰り5人で63,370円、合計116,740円。ちなみに予約の翌日に空席照会を見たら、行きのいま得はもう値上がりしていた。いま得は空席予測で変動する運賃なので、夏休み期間は待つほど高くなる一方だ。飛行機だけは早い者勝ちで、迷ったら負けだと思う。
🛫 茨城空港が便利すぎる
今回で2回目の茨城空港。前回の福岡旅行で実感したけど、この空港は家族旅行に最高だ。
まず駐車場が完全無料。最大3,600台分あって、13日以内なら停めっぱなしでOK(14日以上は届出制)。羽田だと駐車場代だけで数千円〜1万円超え、しかも駐車場からシャトルバスで移動なんてこともあるが、茨城空港は駐車場を出たらターミナルが目の前だ。
ターミナルもワンフロア完結のコンパクト設計で、チェックインカウンターから搭乗口まで数十メートル。幼い子供2人と義父を連れた3世代旅行には、このコンパクトさが何よりありがたい。
注意点は駐車場が予約不可の先着順なことと、開場時間が5:30〜22:00なこと。今回は行きが茨城18:40発、帰りは昼の12:20に茨城着なので、どちらの注意点も問題なしだ。むしろ夕方出発だと朝の満車ピークを避けられるおまけ付きである。
🏨 ホテルはマリオットポイントで3泊
宿は貯めていたマリオットポイントで確保した。札幌→ルスツ(ウェスティン)→長沼の3泊で、使ったのは合計156,500ポイント。現金の支払いは税金の450円だけ。ホテルの詳細は旅行記で書く。
ちなみにホテルの料金には「早期予約」と「直前」の2つの安くなる谷があると聞いたことがある。ツアー会社が押さえていた枠が2週間前くらいに返還されて在庫が戻る、という仕組みらしい。調べてみると実在する業界慣行のようだが、夏休みの人気ホテルでは戻った在庫も高値で出るか即消化されるので、期待は薄い。繁忙期は素直に早期予約が正解だ。
飛行機が「早いほど安い」の一方通行なのと違って、ホテルは2段構えで狙える。この非対称は覚えておいて損はないと思う。
🚗 レンタカーで出遅れた(反省)
飛行機とホテルを押さえて満足していたら、レンタカーで出遅れた。探し始めたら、ホテルから徒歩5分のトヨタレンタカー2店舗は手頃なコンパクトカーが全滅していた。
調べてみると、夏の北海道はレンタカーの在庫不足が常態化していて、「飛行機は取れたけど車がない」を避けるために旅行が決まったら即予約が鉄則、遅くとも2〜3ヶ月前の手配が推奨されているらしい。埋まるのはミニバン・コンパクト・ハイブリッドの人気クラスから。しかもキャンセル料は7日前まで無料の会社が多いから、仮押さえのリスクは小さいのに、遅れるリスクだけデカいという非対称な世界だ。飛行機を買ったらその足でレンタカーも押さえるべきだった。
結果的には楽天トラベル経由でニッポンレンタカーすすきの営業所のコンパクトカーを確保できた。朝9時に借りて2日後の朝9時に新千歳空港店へ乗り捨てる48時間ぴったりの設計で、免責補償(CDW)とNOC補償を付けて、乗り捨て料金込みで24,310円だ。当日窓口で対物補償が無制限になる安心コース(+660円/日)に変更する予定でいる。
5人乗車でコンパクトカーが成立するのは、チャイルドシートの代わりにスマートキッズベルトを使うからだ。警察庁が認めた幼児用補助乗車装置の適合品で、重さはたったの120g。対象は3歳以上・体重15kg以上で、レンタカー旅行との相性は最強だと思う。チャイルドシート2台をオプションで借りるより安いし、後席に大人1人+子供2人が普通に座れる。
💰 かかった費用まとめ
今回の計画段階で確定した費用はこんな感じだ。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 飛行機(スカイマーク・5人往復) | 116,740円 |
| ホテル3泊(マリオットポイント) | 156,500ポイント+450円 |
| レンタカー(2日間・乗り捨て・補償込み) | 24,310円 |
| ペットホテル(猫2匹・3泊) | 約24,000円 |
現金の支出は飛行機・レンタカー・猫まで全部込みで17万円弱。夏休みに家族5人で3泊4日の北海道と考えれば、かなり抑えられたと思う。JRや地下鉄などの現地交通費は旅行記で報告する。
📝 まとめ
今回の学びは3つ。①飛行機は時間帯の逆張りで数倍変わる。②夏の北海道はホテルもレンタカーも早い者勝ちで、飛行機と同時に押さえるべき。③旅程はペットホテルの空きから決めるのもアリ(笑)。
「一生のうちに北海道に行ってみたい」と言っていた義父の夢を、ようやく叶えに行ける。正直、計画している段階からすでに楽しい。旅の様子は帰ってきたら書くので、楽しみに待っていてほしい。
もしこれから飛行機で出かける予定があるなら、時間帯で運賃がここまで変わることだけ頭の片隅に置いておくと、どこかで役に立つと思う。それでは、良い夏休みを!
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